2016/07/15

7月13日 鹿児島からやっと熊本へ備忘録



朝起きたら4時だった。なんとなく目が覚めて、ブログを書いたりして、そうするとまたウトウトしてきて、二度寝をかまして次は9時に起きた。その後もせんべい布団に寝転がりダラダラする。これは、どういうことだろう。

こんなにもボロボロで、虫だらけで、クーラーもないし、なのになんだか。一晩経って気づいたが、居心地がめちゃくちゃに良い。
これが長年続いてきた湯治宿の魅力なのだろうか。ずるずると体を起こし、なんとか出発の準備をする。結局宿を出たのは11時にもなろう頃だった。

男根とおっぱい神社があるというので見に行く。





どうやら旧道のようだった。久しぶりに藪漕ぎをして、50mほど進んだころ諦めて引き返した。そうして車をバックさせて違う方向へ走っていると、綺麗に舗装された広場がみえた。
なんだ、普通にたどり着けるじゃないか!




昼前に出たのもあって、もうすでに15時になろうかという感じだ。だらだらと車を走らせる。



16時頃、熊本の人吉の近くに来た。そういえば、ここには激シブボロ銭湯があるらしい。さっきの藪漕ぎのせいもあって、今日も雨と泥と汗まみれになっていたので向かってみる。
その銭湯が最高に良かった。



ふううう〜〜〜
浴槽のふちに頭をのせて、ぐーんと体を伸ばす。

上がってから、了承を得て撮影させてもらう。若女将と話したが、とても良い人だった。



この猫は1ヶ月前からここに居ついてしまったらしい。
「招き猫になりますよ」そう言うと、
「誰か引き取ってくれるといいんだけど」
と困った顔をした。そうは言いながらも若女将は猫と遊んでいる。
「ありがとうございましたー!」お礼を言って車を出そうとすると、若女将が猫を抱いて猫の手を使ってバイバイしてきた。きっと来月頃には、正式にここの銭湯猫となっているだろう。

車を走らせる。まだ日が明るいから、もう一箇所くらい行けるかもしれない。
そう思って辿り着いた神社は、もう真っ暗になっていて迫力があった。携帯のライトで照らしながら写真撮影をする。



となりの球磨川が、氾濫しそうな勢いで流れている。雨脚がどんどん強くなっていく。

”ピンポンパンポ〜ン”

町内放送が鳴り響いた。

”大雨洪水警報が発令されました。皆様、避難ください…”

やばいやばい。私はどこに避難すればいいんだろう?
泣きそうになりながら球磨川の横の道路を走らせた。とりあえず人がいるところへ行こう。
途中で水溜りが池のようになっていて、ばっしゃあああああと突っ込んだ。必死に揺れるハンドルを握った。

集落が見えた。近くに無料の高速道路が通っているらしい。山の中も川の横もダメだ。このまま、熊本市内まで行ってしまおう。



途中で見た川は、もう氾濫寸前というところだった。

晩御飯に、行きたかった店を訪れることにする。グーグルマップは、こんな豪雨だというのにあえて山の中を通らせる。側道の崖が崩れているのをみて、また冷や汗を流しながら車を走らせる。

暗闇の中、集落に出た。だけど家に明かりが灯っていない。屋根にブルーシートをかけている家が見える、かと思うと完全に崩れた家も。ライトに照らされては、幻のように、雨の中に消えていく。
おそらくこの時震源地であった益城町を通っていたのだけど、運転に必死でそのことには気付けなかった。

熊本市内についた。
「くいしんぼう」大食いの珍スポ店だったが、店の前にゴミが積まれている。やっていない。
「みやこ食堂」ボロ系の食堂だが、半壊状態のようだ。やっていない。

地震の影響を改めて感じていた。

仕方がないので、スーパーで半額の商品を買って食べた。
今日は車中泊。少し高台のところに車を停める。雨は止みそうにないが、ここだとまあ流されることはないだろう。

夜中何度もサイレンがなって、その度に目が覚めた。車を突き破りそうなくらい雨も降っている。それだというのに車内は暑くて、自分の汗で体が濡れて、雨に打たれているような錯覚に陥る夜だった。



おっぱい神社おみやげ1500円
銭湯300円
晩御飯800円