2016/05/05

【沖縄】この世の最果て「はての浜」へ行く【スポット情報】

久米島にある「はての浜」をご存知だろうか。
その名の通り「この世の果てのように美しい浜」と言われオーシャンブルーが眩しい場所である。
はての浜へは、久米島にある港「イーフビーチ」から専用の船でしか辿り着けない。




長さ約7kmにも渡る洲は3つあり、久米島に近い方から「前の浜(メーヌハマ)」「中の浜(ナカヌハマ)」「果ての浜(ハティヌハマ)」と名付けられている。
そして、それらを総称して「はての浜」と言うそうだ。

さて、そんな現世から隔離された浜で戯れると、きっと天国のように心地よいであろう。



……晴れていたら。


残念ながら今日は嵐だ。豪雨で目も開けられない。
オーシャンブルーは濁り、空は重い暗い灰色をしている。

乗っていた船がぐらぐらと揺れ、ビニールカーテンの隙間から塩味の雨が容赦なく私たちを濡らした。
なんでこんな日に、海へ来てしまったのだろう。

これもそれも、せっかく来たのだから……という、自身の意地汚い旅人根性のせいだ。




浜に降り立った。とは言っても、何もない。

雨でビシャビシャになりながら立ち尽くしていると、船で連れてきてくれた人が食パンをくれた。

「ありがとうございます。えっと、これ、オヤツですか?」
「何言ってるの、魚の餌だよ」

どうやらここには沢山魚が居て、エサをあげることが出来るらしい。酷い天気だけど、魚は好きだし魚に餌をあげるなんて沖縄っぽい。綺麗な熱帯魚を想像して少し嬉しくなった。


食パンをちぎって、えーいと海へと投げた。パン屑は、濁った海の上をプカプカと揺蕩った。

「……魚、来ないですねぇ」
「うーん、雨だからねぇ」
「そっか……」




また、何もない浜を歩き出した。

サンゴでも拾うかと思って手を伸ばすけど、この天気では白いサンゴも人骨に見える気がする。




雨に打たれながら浜の上を歩く。びしょ濡れの自分と荒れた海、どこまで行っても何もない砂浜。
これじゃまるで、遭難でもしてしまったようだ。

ここが「はての浜」か…


なんだか心まで侘しくなってきて、魚の餌用の食パンを齧りながら、ただ浜を歩いた。





ふとその時、遠くの方に人工建造物が見えた。





あれは、なんだ?

私は思わず駆け出していた。
何かある!






それは、トイレだった。唯一ある建造物のトイレは、海風で錆びれて宇宙船のような風格を醸し出していた。


さっき「遭難したみたい」と想像していたが、もしこれが本当に遭難中なら、きっと絶望で膝から崩れている所だろう。



震える手で扉を開け、とりあえず、用を足した。





どんよりムードで書いたが、晴れた日はビーチで弾けんばかりの若者たちが遊ぶ良いところらしいです。
渡し舟は3000円〜、私は途中で無人島の「オーハ島」にも寄ったのですが、それはまた別のお話で。

"Hate no Hama" is an unexplored region in the Kume Island of Okinawa. There is a beautiful place, but I should go on a clear day.
"Hate no Hama"는 오키나와의 구메 지마에있는 비경이다. 거기는 아름다운 곳이다,하지만 맑은 날에 가야했다.
“恨無浜”是沖繩的久米島的祕境。有一個美麗的地方,但我應該去上一個晴朗的日子。

はての浜(The ends of the beach)
 沖縄県島尻郡久米島町(Kumejima-cho, Shimajiri-gun, Okinawa Prefecture)