2016/05/20

【千葉】ド派手な仏ステンドグラス?現代寺院・萬徳院釈迦寺が格好いい!



ピーチで、関西空港から成田空港までひとっ飛び。

いつも東京へは色んな経路を使っていくのだが、この日なぜ飛行機を使ったというと、他でもない。



世にも珍しい「 仏ステンドグラス 」を観るためである。


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元・天台宗寺門派、三井寺山内にその由処があります。現在は単立寺院で近年、仏縁があって千葉の地で釈迦寺として興隆しました。
寺伝によれば、寛正6年(1465年)正月、比叡山の僧兵に追われた浄土真宗本願寺の蓮如上人が、叔父君であった三井寺の長命阿閣梨におすがりされ、この萬徳院に身を寄せ、難を逃れたとあります。
 
 
萬徳院釈迦寺は、上記のような古い歴史を持つ。しかしながらその5つある寺の分院はどこも新しく改装されており、公式のサイトでも「現代寺院」を名乗っているだけあって、施設内も他の寺とは趣が違う。
 
 
今回訪れたのは、その分院のうち「小室大寺院」という所である。
 
 
 
 
 
成田から伸びる北総線の羽田へ行く途中の小室駅にあり、しかも駅から徒歩五分とかなりアクセスしやすい場所にある。
 
それにしてもこの建物、既存の木造で古めかしい「寺」というイメージとは全く異なるものだ。
 
 
 
 
 
 
その内装もシャンデリアがふんだんに使われており、全く寺感はなくまるで洋館だ。
「現代寺院」、流石である。日本の寺は知らないうちにどんどん進化しているみたいだ。 

さて、本題のステンドグラスだ。
小室大寺院には大本堂、大納骨堂、第2納骨堂、涅槃堂4つにステンドグラスが存在している。受付で見学の手続きを終えたら、さあ、めくるめく「仏ステンドグラス」の世界へ。


■ここは本当に寺?!大聖堂の如来ステンドグラス

まるでミロのビーナスのような弁財天像を横目に、大聖堂へと向かう。



言っておくが、ここは「寺」である。




白い壁と明るい陽射しが差し込むそこは、教会のようでもあった。

何度でも言うが、ここは「寺」である。





豪華すぎるシャンデリアの下を通っていく。
良く見ると天井はホログラムになっており虹色に光っている。

そう、しぶとく何度でも言うぞ!ここは「寺」、「寺」…




そして進んでいくと、目の前には美しい「仏ステンドグラス」の世界が広がっていた。



 
▲左から、阿弥陀如来、薬師如来、とんで大日如来、弁才天。


▲真ん中には釈迦如来!

お見事~~~!

鮮やかな色使いが美しい。顔の表情が怖いくらい細かく作られており、見ていると目を離せなくなるようだった。
 

 

▲寺…だからね。


住職に話を聞くと、幅広い人達に拝観してもらえるよう願いを込めて、この「仏ステンドグラス」を作ったんだそうだ。
こんなに凄いのに、あまり知られてないのがもったいないぞ…!


■地下にあるけど極楽浄土ステンドグラス




お次は地下へ。まずは第2納骨堂だ。


 
 
ホテルでしか見たことが無いような、豪華なシャンデリアがお出迎えしてくれる。
 
その横には納骨壇がずらりと並んでいるのだから、不思議な光景だ。
導かれるように進んでいく。
 



えっ、ここ…地下だよね?そんなこと忘れるくらいの、


 

 
極楽浄土・天上世界の風景が広がっていた。
 


 
▲「林 泉道」 他のステンドグラスに見られなかった作者の名前があった。


続いては大納骨堂。
 

▲さらに地下へと潜っていく。


地下2階ということになるのだろう。誰も居ない、しんとした空間にそのステンドグラスはあった。


▲勿論ここにも豪華なシャンデリア

▲天女が撒く花びらは、ハート型をしている。




本当に美しい。極楽浄土を表現したステンドグラスだが、天女が降り立つ様は、教会で天使達が祝福するようなその瞬間とも似ている。

何なのだろうこの神秘的な様子は。神々しさは。
いや…寺だからその言葉は使えないかもしれないが…



 
 
 

■涅槃ステンドグラス

 
移動し、2階へと連れてきていただいた。
 


ここが最後のステンドグラス・スポット。その名も、「涅槃堂」である。

釈迦が涅槃するシーンなのだが…これがまた、本当にすばらしいのだ!




この涅槃を絵で表したものは世の中に沢山存在しているのだが、なぜステンドグラスで表現したこの作品は、こんなにも感動出来るのだろう。



▲周りを囲む群衆の顔も、細かく作り分けられている。


これらのステンドグラスは歴史ある「松本ステンドグラス」で2000年に制作されたものだ。

松本ステンドグラスは素晴らしい施工実績を持っていて、例えば国会議事堂のステンドグラス、はたまた高倉健の家のステンドグラスに至るまで幅広く手掛けている。
その実績をみているだけでも飽きないので是非ご覧になっていただきたい。(http://www.stained.co.jp/
 いつか取材に行きたいと、勝手に考えているのだけれど。


世にも珍しい「仏ステンドグラス」。
寺社仏閣ファンにも、ステンドグラスファンにも、大変目新しい場所だと思う。是非立ち寄って拝観してみてはいかがだろうか?


 
萬徳院釈迦寺 小室大寺院
 〒270-1471
千葉県船橋市小室町3394-3
0120-445-380
TEL:047-457-5400 / FAX:047-457-4060
参拝時間:08:00~17:00
※法要を行っている場合があるので、訪問の際は必ず問い合わせを。