2015/02/06

【タイ】犬と一緒にゴロ〜ン 巨大涅槃仏ワット・ロカヤスタ(Wat Lokaya Sutha)

自転車でアユタヤを回り回って、そろそろ日が傾きかけるかという頃、ようやくワット・ロカヤスタ(Wat Lokaya Sutha)に辿り着いた。


ワット・ロカヤスタは見てのとおり、屋外にあるダイナミックな涅槃仏だ。
高さ5m・全長28mという巨大仏である。抜けるような空の青色と、鮮やかな僧衣のオレンジ色の対比が美しい。


ゆっくりとその身を横たえる涅槃仏だが、その歴史を見ると、決して穏やかとは言い切れないものがある。

造られたのはアユタヤ王朝の中期〜後期と言われている。だが1767年、ビルマ軍の猛攻によって、ここアユタヤにある寺院の殆どは破壊された。勿論この涅槃仏もである。かつてアジアの一大勢力となったアユタヤ王朝は、永らく復興が難しい程に壊滅状態となったのである。

▲今の姿は1956年に復元されたものだ

そんな涅槃仏だが、近年また災難にあった。2011年、タイ全域を襲った洪水である。チャオ・プラヤー川の近くにあるここロカヤスタも浸水被害に遭い、この涅槃仏も半分程水に浸かってしまったのである。

http://s.ameblo.jp/hiro-1/entry-11073004855.html
上記のブログに、悲惨な状態の涅槃仏が確認できる…

▲今もなお洪水の線が残る

そんな波瀾万丈な人生を送ってきた涅槃仏。
青空のもとユッタリと横たわる仏陀の姿は、争いや災いも全てを許容してくれるような、優しいお顔をしている気がする。


というか、余りにも安らかな顔なので、まるでゴロ〜ンと昼寝でもしているようだ。

▲なんだか気持ち良さそう



さて話は変わって、このアユタヤ地方とても犬が多い。


勿論野良犬なので、噛み付き被害、狂犬病被害も少なくはない。ガイドブック等でも注意喚起がされている。

だけど、暑さでバテてゴロ〜ンと寝ころぶ犬の姿は、やっぱり可愛いかったりする。


涅槃仏の前にも犬が横たわっていた。
最初はピクリとも動かなかったので、ああ犬も涅槃しちゃったのかな〜、なんて思っていたけど、ちゃんと呼吸しているのを確認してホッとする。


スヤスヤと眠る姿は無防備だ。
犬にとっては暮らしやすい環境なんだろう。



ん?


呼んだ?


気のせいか…


この姿を見ていたら、私までなんだか眠くなってしまった。宿に帰って、一眠りしようか。



ワット・ロカヤスタ(Wat Lokaya Sutha
タイ, Phra Nakhon Si Ayutthaya, Phra Nakhon Si Ayutthaya District