2014/11/01

【島根】ヤマタノオロチが住む場所!加茂文化ホールラメール

島根県雲南市。
畑が広がる長閑な道を走っていると、こんな建物が見えてきます。

これは要塞…??
それとも神殿…??


いいえ、これは市民の為の文化ホールになります。

加茂文化ホール、正式名称ラメール。



1994年竣工、1995年開館。
渡辺豊和建築工房が請けたこのホール、真っ白でかなり特異な形をしています。これ、この地方に伝わる「ヤマタノオロチ」が卵を抱いた姿をモチーフにされているんだとか。


ここでヤマタノオロチの伝説を振り返ってみましょう。
古事記、日本書紀なとに登場するこのヤマタノオロチ、8つの頭に8つの尾をもつ怪物であり、人間の娘を食べて民を困らせていました。そこに表れたヒーロー•スサノオが、酒を入れた桶を8つ用意して、それぞれの頭をベロンベロンに酔わせて退治した、というのがヤマタノオロチの神話の概要です。


…ということで、このラメールのヤマタノオロチっぽさを探してみましょう。


龍の骨?っぽさをイメージしたのでしょうか。屋根が勇ましく張り出しています。



中心の丸いホールが卵で、そのまわりを龍が渦巻いてる姿をイメージしているのでしょうか?
斜めに規則正しく配置された正方形の窓が美しいです。


謎のUFOみたいな日よけは、ヤマタノオロチの頭?尻尾?それとも桶?
数が6本しかないから違うのか…


まぁ、結局どこがどうヤマタノオロチなのか分かりませんでしたが、何にせよ隅から隅まで全てこんな感じの奇抜なデザインでワクワクします。


これが文化ホールだとは、初めて見た人はまず分からないでしょう。
こんな所で音楽会したり会議したり出来るなんて、大変羨ましい話です。



バブル時代に建設されたコチラ、総工費も21億円とまぁ大変バブリーなお値段ではあったようですが、今も沢山利用者がいるので、それはそれで良かったのでしょう。

現在ではおそらく作られることのない大胆で素晴らしい建築なのは間違いありません。地元向けだけでなくて、もっと観光向けに使われても良さそうだと感じました。


さて、最後に近くで見つけたこんなものの紹介を。



この加茂地区には遺跡も存在します。銅鐸も多数出土しているそうで、なんとそれを車止めのデザインとして採用しているのです。

▲なんかゆるい顔が描いてる

と、こんな風な来るだけで楽しい場所になっています。
建築を神話を、感じにきてみては。



加茂文化ホール・ラメール
699-1105 島根県雲南市加茂町宇治303
http://goo.gl/maps/4IS4S